前回に引き続き、不食がうまくいくようになったコツをご紹介しますね。
食べないことを予定しない
私が不食に挑戦する中で体得したのは、頭で考えて予定しすぎないことです。
以前は、昼食を摂らないつもりの日があると、カレンダーに不食と書いたり、食事日記を先取りして書いたりしていました。
けれども、それではなかなかうまくいかなかったのでやめました。
今は、「明日、不食できたらいいな」という希望はありますが、予定を組まないことで「不食しなければ」という緊張に繋がらないようにしています。
「つらかったら食べよう」と思っておくと、リラックスできます。
そして、結果的に食べなくても済むのです。
明日は明日の風が吹くということですね。
不食の努力をやめる
この「不食を頑張らない」姿勢について、いい記述があったので引用しますね。
私見ですが、不食というものは、努力の末、到達するものではないと感じております。というのも、私自身、いっさい食物をとらない状態をゴールに設定し、計画的にその目的地まで到達しようと「がんばっていた」時期がありました。
『不食への道しるべ』
しかし、そのやり方ではなかなかうまくいきませんでした。
(中略)
しだいに、根本的にやり方を変える必要性を感じました。これまでおくってきた、禁欲的で節制を常とした生き方から、肩の力を抜いて、リラックスした生き方へと、大きく舵を切ることになったのです。
それ以降、私は、自分にとっての「心地よさ」を大切にするようになりました。日々の生活のなかで心地よい感覚に浸る時間が増えるにつれ、むりな努力をせずとも、自然と食事の量や質も変わっていきました。
(中略)
不食とは、自分にとって楽な生き方を追求していった結果、自然に到達する状態ではないでしょうか。
誰でも初めは「不食になろう」と意気込んでしまい、不食と言いつつ断食になってしまう道を通るのかもしれません。
そして試行錯誤するうちに肩の力が抜けていって、スムーズにいくようになるのですね。
不食は我慢とは無縁のものです。
「食べても食べなくてもどちらでもいい」を真に実践していきたいですね。