良くないものから良いものへとフォーカス(焦点)を合わせることについて、夢の中でヒントをもらいました。
夢の内容
私はオフィスみたいなところで幾人かと結婚式の相談をしているようでした。
みんな声が大きくて争っている様子です。
諍いに耐えきれなくなり、その場から逃れようと、なんとか意識のフォーカスをずらしました。
いい声は始めは聞こえにくいのですが、ノイズを伴って少しずつ聞こえてきて、しまいには意識を移行することができました。
場面が変わって、精神科にいます。
遠くで騒ぎが起き、慌てて向かいました。
どうやら誰かが幻聴に対して怒って、何か凶器を持ち出したようです。
「それわかるよ。同じの聞こえてたから」
と声をかけました。
どういう幻聴かというと、先ほどのようにフォーカスを変えるのですが、闇側がいたちごっこのようにしつこく追ってきてチャンネルを合わせてくるのでした。
さらに、おまえは考えを放送してるからこちらにも聞こえるんだとか、トイレも見られているとか言ってきて、そうなのかなと思うとそうなってしまう(筒抜けになる)のでした。
「刃物を持ち出したくなるくらい憎らしいよね」
と同意しつつ、
「好きな歌とか好きな仲間のお喋りとかを想像してそっちに耳を傾けるんだ」
とアドバイスしました。
夢は以上です。
あとがき
意識上の追いかけっこをしたので疲れてしまいました。
フォーカスを変えるというのは、AからBにサッと切り替わるケースばかりではないようです。
始めはAがうるさくBの声が聞こえにくいのだけど、フォーカスを合わせる努力を続けるとBの割合が増えていって、最終的にBに移行できるのですね。
これは夢の中での過ごし方に限ったことではなくて、
- 気分が落ち込んでいるけど、明るいことを考えようとするとき
- 面倒な気持ちもあるけど、よりよい習慣を身につけようとするとき
などにも言えることだと思います。
始めはやるだけ無駄なように感じても、望むものにフォーカスし続けると、望ましい状態の割合が増えていって達成できるというわけですね。
最近読んだ『パーソナル・パワー』という本にも関連する部分があったので、引用してこの記事を締めますね。
苦しんでいる自分の中の部分を責めたり、悪者にしたりしないでください。というのは、そうするとその部分があなたを支配する力が大きくなるからです。もしその部分が、「これはうまくいっていない。すべては間違った方向に進んでいる。この人は私を見捨てたか、憎んでいる」と言っているなら、マインドに何度も何度も高く肯定的な言葉を言ってください。たとえその言葉に集中できず、マインドが高い思考の中を出たり入ったりしているのに気づいても、あきらめず続けてください。マインドは必ず感情を支配することができます。
励ますような、愛に満ちた言葉を何度も何度も言うことで、自分の感情を静めることができます。
『パーソナル・パワー』P268-269
何か参考になる部分があれば幸いです。