『テレパシーとエーテル体』から学ぶチャネリングのスキル

チャネリングのやり方

アリス・ベイリーが著した神智学の本『テレパシーとエーテル体』を読みました。

チャネリングに役立ちそうな部分があったのでご紹介しますね。

強い欲求による双方の失敗

情緒と感情と強い欲求を除去すればするほど、テレパシーはより正確に遂行されることになる。テレパシーを成功させようという強い欲求と失敗するのではという懸念は、効果的な努力を相殺する最も確実な方法である。このような実践において、無執着な態度と「心配しない」という精神は真に役立つものである。

『テレパシーとエーテル体』P21

発信者つまり伝える側の失敗は、満足のいく印象づけをしたいという強烈な欲求により起こります。

また、受信する側の失敗は、受信に成功したいという強い欲求により起こります。

「テレパシーが成功するかはどちらでもいい」くらいの無執着な態度が望ましいのですね。

受信者の望ましいあり方

第四に、受信者は無執着に働くべきである。ほとんどの受信者は、正確に受信することを気にしすぎて、その強烈な熱意によって自分自身の努力を妨げている。激しく強烈な欲求を抱き、象徴を見て発信者のマインドと接触しようと努力するよりも、気軽で「気にしない」精神と内的な「描く能力」にしっかりと注目することで良い結果が得られるであろう。

『テレパシーとエーテル体』P44

チャネリングをするときは、ついメッセージを正確に受け取ろうとしがちです。

けれども、気軽で気にしない精神を身にまとい、解釈をのびのびと描くほうがいいのですね。

チャネリングの4つのスキル

「イニシエーションの過程において要求されるものを満たすよう弟子を支援する上での四つの必要条件」として、次のものを挙げています(P104)。

  • 印象づけを受ける能力
  • 印象づけを正確に感知する能力
  • 与えられたものを記録する力
  • それをマインド意識において言葉という形にする能力

これらはチャネリングのスキルに通じる部分があると思います。

ポイントは記録する力で、こまめに記録しながら試行回数を重ねていけば、どの能力も成長していく気がします。

感受性の発達について

弟子が正しく方向づけられ、完全に献身し、自分への集中解除を学んだときに、この感受性は正常に開花する

『テレパシーとエーテル体』P112

テレパシーの感受性について、こうも述べています。

理解すべき大切な点は、印象づけに対する感受性は霊的な発達と並行して正常かつ自然に開花するということである。

『テレパシーとエーテル体』P113

焦って、能力だけを伸ばそうとしなくてもよくて(むしろ危険かも)、感受性は自然と開花していくものなのですね。

自他の幸福を祈ったり、穏やかに過ごしていったりと、一見回り道に思えるようなことが実は大切で、能力の底上げをしてくれるのかもしれません。

何か参考になる部分があれば幸いです。

ブログランキング参加中です。
より多くの人の目に留まる可能性が高まるので、応援お願いします(一日一回まで)。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ