何かの功績により、宝物みたいなものを見ることが許された夢でした。
それは白い机に白い本でした。
爪で引っ掻いてしまった盛り上がりが徐々に消えていきます。
本に書いたことが現実になる、もしくは物質化する本のようでした。
何か書いてみようか、と思っていると、「英語で書かないとだめだよ」と言われました。
「えー、日本語じゃだめなんですか」
ややがっかりしましたが、まあ英語ならまだ書けるかなと思い直しました。
手本の英文を見て覚えてもいいし、自分で考えて書いてもいいそうです。
(でも待てよ、私の考える魔法なら……。ひとつだけ例外だなんてありえない)
なんでもありの魔法が使える中で、制限を加えるルールに違和感を覚え、それを取り払おうと決める。そのための試練のようでした。
人に言われたことを鵜呑みにせず、自分の中にある愛や叡智と照らし合わせて、答えを探ってみる。
そんな姿勢を学べました。