秘密がある世界に渡り、歓迎される夢を見ました。
夢の内容
私は夢の中で少年になっており、小学校時代の友だちのMちゃんと舟に乗り、これまでとは違う世界に来たようでした。
どんどん階段を下りていく中で、首と体だけの人たちがぼんやりと立っているのを目にしました。
「頭のない人たちは僕たちに興味がないのかな」
下りた先には私たちを歓迎するムードが広がっていて、少数の人を乗せた舟が出ていくところでした。
「ねえ、あっち(これまでの世界)にいたほうがよかったのかな」
とMちゃんに声をかけると、彼女は
「でもあっちはつまらなかった」
と言いました。だから私たちはこっちに来てしまったのです。
私は、自分たちが痛みを伴いながら全身砂糖にされて食べられてしまうのだと知っています。
なぜ自分だけこっちの世界の秘密を知っているのかというと、誰か伝えてくれた人がいたのかもしれません。
ほかの友だちも続々とこっちに渡ってきました。
職員のような人が、白い歯を見せて笑います。
「食べてみて」
と無理やり砂糖菓子を口に入れるので、私は毒を飲んでも平気なように体をコントロールしました。
「甘いと感じない」
私が吐き捨てると、職員は「そうきたか」と驚きました。
「きみは『見えない人』だね」
「そうかも。夢を見てるって自覚してる」
私は職員を見据えました。
「きみが許すならここから出ていきたい」
彼らが返事を渋っている間、私は機械に置かれた小さな玉を取りました。
「レプリカは削除させてもらう。要は僕が生まれたときのデータで、研究所で生まれたから秘密が漏れるとまずいんだ」
あとがき
素晴らしい世界だと思っていたら実は……というパターンですね。
私が食べた砂糖菓子も、かつては人だったのかもしれません。
中毒性があり、人を同じ砂糖菓子に変える効果があるようでしたが、私は無効化していましたね。
何やら無敵のようでしたが、友だちを置いてひっそりと去りたいというのが願いとは、ずいぶん控えめでしたね。
現実でも美味しい話には注意したいところです。
