【統合失調症体験談6】急性期における2度の命の危機

統合失調症

私が2019年に統合失調症になった時の体験談、第6回です。

今回は最もショッキングな記憶で、振り返るのがつらかったのですが、頑張って書きました。

あわや落下死

私は病気の影響で夜に徘徊するようになりました。

人の家の庭にある菊の花の香りを嗅いだり、いろいろな家の灯りを見ながらあてもなくさまよいました。

そして、よくならされた畑を横断し(荒らしてすみませんでした)、崖にたどり着きました。

そこは枯れた植物で覆われていて、下に川が流れていました。
私はふと空中浮遊ができるような気がしてきて、浮かぶ意図をしましたが、何も起こりません。

では勢いをつければ飛べるかと思い、崖の際で前のめりにジャンプしました

その結果、無残に倒れ込みました。枯れ草で体を引っかいて痛かったのを覚えています。

私は動揺する心を鎮めてすごすごと退散しました。

あわや溺死

別の日の夜は、ルームウェアのまま別の道を歩いていきました。

車が通れないような細い道に入り、小さなつり橋を渡りました。

そこに置かれていた立ち入り禁止の看板は、何かに導かれていた私にはなんの効果もありませんでした。

白っぽい大きな建物があり、私はその中へ入っていきました。
誰にも会わず、らせん階段を下っていくと、地下に水をたたえた開口部を見つけました。

私は吸い込まれるようにしてそこに飛び込みました。
宇宙に帰りたかったのかもしれません。

でも、そこは下水処理場で、飛び込んだのは汚水だったのです。

目の覚めた私はなんとかして這い上がり、着る毛布とクロックスを汚水の中に残したまま命からがら逃げ帰りました(処理場の方にはご迷惑をおかけしました)。

頭の中には「トートと一緒」という言葉が悪夢のようにぐるぐると回っていました。

不幸中の幸いで、誰にも会わず家にたどり着き、外の水道で軽く汚れを落としてから家に入りました。

裸足で歩いたあとは黒っぽい足跡になり、あとで拭くはめになりました。
肌着は新聞紙に包んで燃えるごみにしました。

すぐに風呂に入りましたが、石鹸はなかなか泡立たず、汚れが爪の隙間に入って取れませんでした。
髪も一度洗っただけでは汚れが落としきれず、カピカピしていました。

これが私の統合失調症の急性期で最もつらい記憶です。

次回に続きます。

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