統合失調症を治療するクリニックが変わってからの本音を語ります。
ピグマリオン効果で健康になった
私は統合失調症になってから小諸高原病院に5年通いました。
けれども担当医師が退職することになり、別の医療機関に変更する必要性が生じました。
佐久市内のクリニックに通い始め、驚いたのは丁寧な初診でした。
時間をたっぷり使って、学年室登校になった中学時代のことから、うつっぽくなった大学時代のことまで詳しく話を聞いてくれました。
そして、「あなたはもっと良くなると思う」と断言してくれたのです。
- 前の医師は「病状は安定している」と書いているけど、目標が低すぎる。
- 本当は社会参加したいんじゃないの?
と、一段高い自己イメージを提案され、私はそれに影響を受けました。
その結果、深夜2時頃に寝ていたのを0時前には寝るようにし、13時前後に起きていたのが11時頃に起きられるようになりました。
ピグマリオン効果は本当にあるのだなと思ったものです。
他者から期待されると、その期待に沿うように成果が向上する心理効果。
治療の熱心さはプレッシャーにもなる
一方で、医師の「できると信じる気持ち(期待)」が負担になることもあります。
最近の通院で、「今一番困っていることは何か」と訊かれたので、「たまに人恋しくなります」と答えたところ、作業所を勧められました。
正直、気乗りがしません。
というのも、発病して退院してからは、6年半の間ほとんど家にいたので、引きこもっている状態に慣れてしまっているからです。
新たな人間関係を築くのが煩わしく感じられ、それくらいなら働いて、ドライな人間関係に身を置いたほうが気が楽だと思ってしまうのです。
今の医師と話していると、段階的に社会と関わりを持って、いずれは働いて社会復帰するというゴールを見据えているのが伝わってきます。
その治療の熱心さがありがたい反面、ややプレッシャーになっています。
前の医師の放任具合を懐かしく思う時もあるくらいです。
なので、医師の姿勢ひとつとっても一長一短なのだなと思いました。
また治療に進展がありましたら、ご報告します。
