今日から創作に関する日々のログを残していこうと思います。
小説を書くとき、まず考えるのは「何を書くか」。これは、めどがついているので今回は語りません。
次に考えるのは「何に書くか?」です。つまり、パソコンを使って書くか、手書きにするか? 手書きならどんな紙に書くか? ということです。
小説を手書きで書くか? パソコンで書くか?
私は、目が疲れないしリラックスして書けそうなので手書きにしようと決めました。
でも「編集しにくいかな?」と、修正や並び替えが容易なパソコンとの差が気になりました。紙面がぐちゃぐちゃになって読みにくいかなと。
しかし、初稿から決定稿を一枚の紙でやろうとしなくてもいいと気づきました。途中で紙を新しくしてもいいし、なんなら音声入力で電子化してもいいのです。
というわけで、手書きで始めてみることにしました。
手書きで小説を書くなら、どんな紙に書くか?
次は「どんな紙に書くか」です。パッと思いつくのは次のようなものです。
- 原稿用紙
- ルーズリーフ
- コピー用紙
- 何かの裏紙など
何に書いてもいいのです。本で読みましたが、カレンダーの裏に書く作家もいるそうです。そのうえで、どの紙が自分と相性がいいのか考えてみます。
小説を書くについては原稿用紙に書かなくてはいけないという法律はない。開高健のエッセイでは、小さく切った先月のカレンダーの裏に、「ケチンボがケチンボしたような」小さい文字でびっしりと書き付けるのが初稿だと書いてあったけど、それぞれの好みでいけばいい。
草薙渉 『原稿用紙10枚で人生を変える小説トレーニング』 P 178
原稿用紙は私に合っていないようだ
私は小説を書く試みを始めてから400字詰めの原稿用紙に書いていたのですが、心のブロックもあり、どうもスラスラと書けませんでした。「一日三行書く」と決めても習慣になりませんでした。
書くことへの恐れが解消された今も、原稿用紙を前にすると狭さを感じます。学校の作文でよく使ったせいなのか、「ちゃんと書いてしまう」のです。初稿なのに綺麗な文章を書いてしまう。書きながら考える時間が多く、「推敲は後で」と決めているのに、無意識のうちに文を整えてしまうのです。
分量を計る必要はないか。と思い、初稿に原稿用紙を使うのはやめました。
「これくらい書けば400字」という体感(小説における車幅感覚のような)は身につけたいのですが、それは一旦脇に置いておきます。
なぜ原稿用紙を狭く感じるのか
書く作業というのは、大きな雲から一滴の雨を紡ぐような作業です。空想から文章へと目に見える形になって生まれ出るのは数%です。さらに、決定稿は初稿より分量が減ります(推敲するため)。
膨大な物語を初めからB5サイズのきっちりとした原稿用紙にダウンロードしようとすれば、そりゃあ、狭く感じるわけです。
と、以上は個人の所感であって、原稿用紙が合っている人なら何も問題はありません。
コピー用紙に小説を書いてみる
机に紙を並べてみて、A4サイズのコピー用紙に惹かれました。これに書いてみようかな。
というのは、かつて夢でそのような暗示があったからでもありますが、コピー用紙なら以下のメリットがあるからです。
- メモ書きと本文が混在してもいい
- スケッチもできる
- 「こういう情景が見えているけど描写の順番に迷う」とか、箇条書きにしてもいい
コピー用紙は どう使ってもいいのです。 何の罫線もないまっさらな白紙ですから。その自由度が今の私には心地よく思えました。
よし、A4コピー用紙に書こう!と決まったところで作業を切り上げる時間が来てしまいました。書いてないじゃん!☆
でも今日用紙を決めたから、次はすぐ書けるのでそれでよし、です(*^_^*)