二次創作歴10年超の筆者が夢小説の書き方についてまとめてみます。
1.ネタ出しをする
まずは夢小説のもとになるアイディアを探します。
- 書きたいキャラの萌えポイント(身体的特徴や能力、人柄など)
- キャラとやってみたいこと(頭を撫でたい、お茶をしたいなど)
- 言ってほしい台詞(原作にある台詞・自分で考えた台詞・どこかで読んだ台詞)
などを考えてメモします。
ゼロから書き出すのもいいですが、日頃から原作を見ながらメモしておくと楽です。
2.シチュエーションを決める
アイディアをもとに、シチュエーション(状況・場面)を決めます。
「お茶をしたい」とか「一緒に料理をしたい」というアイディアなら、それがそのままシチュエーションになるので、次へ進みます。
アイディアがキャラの特徴や台詞なら、逆算して、「それを描けるシチュエーションはどんなものだろう?」と考えてみます。
複数思いついたら、少し妄想を展開してみて面白いほうにします。
3.下書き(草稿)を作る
シチュエーションが決まったら、物語の大まかな流れを考えます。
- キャラとどんな会話をするか
- 会話の間にどんな動作があるか
- どう始まり、どう終わるか
思いついた台詞や地の文などを箇条書きでどんどんメモしていきましょう。
そのメモの隙間を埋めるように展開を妄想して、それをメモするのを繰り返します。
メモを読んでシーンをスムーズに想像できるようになるまで、文量を膨らませていきます。
4.清書する(文章を書き起こす)
物語の流れ(書きたいワンシーン)の下書きができたら清書を始めます。
物語の中に入ったつもりになって、
- 何が見えるか
- 何が聞こえるか
- どう感じるか
などを、少しでもいいので毎日コツコツ書きます。
「5分でやめてもいいから書いてみる」気持ちで取り組むと楽です。
書いていくうちに下書きとは違った展開になることもありますが、それは物語の運動が始まった・キャラが生きているということなので、喜んで受け入れましょう。
意味の曖昧な語句はネットの辞書や用例.jpで調べ、同じ表現を何度も使うのを避けるために類語辞典を活用するのもおすすめです。
地の文を書くのが難しいという人は、好きな本を片手に書いてみると文体の参考になるかと思います。
5.原稿を寝かせる
書き終わったら数日寝かせます。自分の文章を客観的に見るためです。
寝かせている間にほかの話を書き始めてもいいし、書くことから離れてリフレッシュするのもいいです。
6.推敲する
読んでみて、違和感のある台詞や語尾などの細かい修正をします。
文章がわかりやすいか、キャラらしい台詞かどうか(アニメの場合は脳内再生ができるか)に気をつけます。
7.タイトルを決める
作品のタイトルを決めます。書いている途中で仮題を決めておくのもいいです。
これは人によって好みがいろいろなので、自由に考えてみてください。
私の場合は、内容を表すような簡易でよさげなタイトルをつけて完成としています。
自力で思いつかない場合は『てにをは連想表現辞典』を眺めてキーワードを探します。
また、ネットには素敵なタイトルを集めたお題サイトもあるので、それを参考にするのもいいと思います。
おまけ:おまじない
私は書く作業をしたあとや寝る前に、「〇〇、夢小説を書くのに付き合ってくれてありがとうございます」とキャラの魂に感謝を捧げています。
そうすると心なしか、いい台詞やシーンが浮かびやすくなる気がします(笑)
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
何か不明な点やもっと詳しく知りたい点がありましたら、ぜひコメントしてください!