小説は書いてみないと分からない。書きながら物語を発見する楽しみ

創作術

今日は16行くらい書けました! 我ながら筆が進むようになってきて嬉しいです。「あともう少し書けるかな」というところでやめておきました。

複数の展開で迷ったときの工夫

書きながら複数の展開(複数の会話の流れ)が浮かんで筆が止まったのですが、とりあえず書いてみたら一方は行き止まりのような気がしました(会話が入り組んでどんどん脱線していく)。
もう一方は想定していた流れに繋がりそうな気配で、また、内容が生き生きとしていて書きながらフフッとなるくらいだったので、こちらでよいのだなと思いました。

スピーディーに書く工夫として、迷ったことを書く用の紙を用意しました。

  • ○○と名乗るかどうか。名乗るならそのタイミング
  • ○○と明かすタイミング

と、今回迷ったことの核心をメモしておきました。これで必要なときには熟考できますし、違う世界線を採用するときに、セーブポイントのように分岐点に戻れます。

分かっている部分を書き進めれば、次の展開が見えてくる

今書いている作品は、物語の大枠は決まっているのですが、細部のバリエーションは霧に包まれている(実際の会話やキャラクターのディティールは不定・可変で、どれでもいい)ので、実際に書き進めてみないと見えてこない部分があります

けれども書きながら発見するのが楽しくて、次第にキャラクターの性格や今後の関係性が見えてくるのにワクワクします。

私はやはり、プロットを100%きっちり作るやり方よりも、書きながら発見していくやり方のほうが合っているのだなぁと実感しました。

霧の中を歩くのと同じで、遠くの方は見えませんが、とりあえず見えている部分へ歩を進める。すると、歩いた分だけ新たに景色が見えてくるので、また歩く。その繰り返しですね。

ですので小説を書きたい人は、設定が少ししか決まっていなくても、まずは書いてみてください! きっと思いがけないものが見えてきて楽しいですよ。

以下に私が自分に言い聞かせていた言葉を書いておきます。

数メートル先しか見えていなくても大丈夫。信頼しよう。現時点では予測できなくても、物語はしかるべき場所にたどり着く。今は一部分しか見えていないが、物語は完全な形を持っている。彫刻のように。ジグソーパズルのように。
物語を組み立てなくていい。物語は向こうからやってくる。
長さにこだわらなくていい。一文が人の心を動かすこともある。
完全さにこだわらなくていい。「下手」でも響く。

お役に立てば幸いです。

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